競輪は国内の公営競技ですが、ケイリンが国際的な競技であるのが最大の違いです。

競輪とケイリンの違い

競輪について考える人

「競輪」と言うと、これはもちろん日本国内で行われている公営競技のことを指します。

 

一方で、ケイリン」または「KEIRIN」と言うと、これは「競輪」とは違った競技を指していることになります。
しかし一般的に言えば、「競輪」については知っていても、「ケイリン」については知らないという方がほとんどだと思います。
ですので、今回はこの2つの違いについて解説していきたいと思います。

 

競輪とケイリンの最大の違い

競輪とケイリンは言うまでもなく同じ自転車競技の一つです。

 

そして自転車競技である以上、レースという形で競技を行うということでも共通しています。
また、ケイリンが元々競輪を土台にして生み出された競技であることを考えれば、この両者は本質的には全く同じだということもできます。
しかし、一方で両者に非常に大きな違いがあることも事実です。

 

両者の最大の違いは、競輪が国内の公営競技であるのに対して、ケイリンがオリンピックの正式種目として採用されている国際的な競技であるというところにあります。
ですので、競輪がほとんど日本国内においてしか認知されていないのに対して、ケイリン(KEIRIN)は世界中で認知されています。

 

また、競輪とケイリンでは競技としての歴史にも大きな違いがあります。

競輪選手のイラスト


競輪の方はすでに70年を超える歴史を持ったかなり古い競技ですが、
ケイリンの方はオリンピックの正式種目として2000年に初めて認められた比較的新しい競技です。

 

以上が競輪とケイリンの大まかな違いです。
以下では、もう少し細かい点に注目して両者の違いを紹介していきます。

 

ルールの違い

競輪とケイリンは読みは同じですが、競技としては全くの別物です。

ケイリンのルール解説


ですので、当然のことながらルールの面でも互いに異なっているということになります。
そこで、以下では両者のルールがどのように違うのかを紹介していきます。

 

競技人数

競輪の競技人数が7~9人なのに対して、ケイリンの競技人数は5~8人となっています。

 

周回数

競輪では周回数について一律の決まりは無く、競輪場毎に4~6周の間で定められています。
一方、ケイリンにおいてはどの会場でも8周と決まっています。

 

バンクの素材

自転車競技においては、競技に使う走行路のことを「バンク」と呼びます。
競輪ではこのバンクの素材がコンクリートであるのに対して、ケイリンでは板張りで作られています。

 

バンクの長さ

周回数と同様に、競輪ではバンクの長さに関しても333m~500mとかなり幅があります。
一方で、ケイリンの場合にはどの会場でも250mと決められています。

 

カントの違い

自転車競技やオートバイ競技などの走行路には、選手がスピードを落とさずにスムーズにコーナーリングできるように「カント」と呼ばれる傾斜が設けられています。
競輪ではこのカントの傾斜が25度~35度の間で設定されており、ケイリンでは約45度となっています。

 

レースの形態

競輪では、いわゆるライン戦という形でレースが進んでいきます。
ライン戦とは、主に同じ地方支部に所属する選手達が互いに協力し合い、ラインと呼ばれる隊列を組んで順位を上げるという戦法です。
ですから、ライン戦は一種のチーム戦だということができます。

 

一方でケイリンの場合には、これは全くの個人戦です。
そもそも、オリンピックでは同じ地方の出身者とレースをすることはあり得ないため、必然的に個人戦になるわけです。
海沿いを自転車で走るケイリン選手